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着物、日本で着るもの

着物は日本の伝統的な民族衣装であり、古来より続く歴史と洗練さを兼ね備えています。

 

着物は色鮮やかな染めに、華やかで繊細な模様が装飾されており、見事なまでの美しさを誇ります。現在では女性が着る機会の方が多いですが、通常は特別な行事やお祝いの席のためのフォーマルウェアとして位置づけられています。

 

着物は一般的に、巾から仕立てられます。次に、反物を衿・衽の布地、袖、身頃などそれぞれのパーツに分けて裁断していきます。柄物の場合は全体にバランス良く模様が配分されるように、計算して柄を合わせるのがポイントです。

着物のコーディネートを決めると言っても過言ではない、帯の選び方や結び方によっても、さまざまなバリエーションが生まれます。また、草履も小物の合わせ方も重要です。

 

着物の構造は何世紀にもわたりほとんど変化しておらず、1000年以上前に伝来した唐文化に触発され、当時はファッションだけでなく、哲学、宗教、文字などにも影響を与えました。

 

男性は結婚式のようなフォーマルな行事で袴を、夏祭りなどのカジュアルな場面で綿素材の浴衣を着ることが多く見られます。一般的に男性用の袴は、女性用とは異なり、灰色、紺色、白など落ち着いた色が使われます。

 

女性の着物ははるかに複雑で、さまざまなバリエーションがあります。帯は着物を個性的に彩るために無数の結び方があります。生地の色や柄、袖の長さまで女性の社会的な地位を表しているのも興味深いでしょう。例えば、袖丈が最大110cmまである『振袖』は、若い未婚の女性が成人式や親戚の結婚式に招待されたときに着るのが一般的です。

『黒留袖』は結婚式で花嫁や新郎の母親が着用する、既婚女性のためのフォーマルな衣装とみなされています。黒留袖のスタイルは比較的シンプルで、家紋のみの装飾ということも珍しくありません。

 

着物はお祝いの席だけでなく、第一礼装の喪服としても着用されています。女性の場合、着物、帯、草履はすべて黒で統一します。一般的に、故人の親戚や親しい知人が着用します。男性の場合、喪主をはじめ、遺族や親族だけが着用を許されています。

 

時代劇でお馴染みの着物といえば、舞妓の『裾引き』ではないでしょうか。帯から下の裾までの部分を褄(つま)と呼び、外を歩いたりするときには必ず左手で持って歩きます。足首のあたりまで垂れ下がった、5メートル以上もある帯も特徴的です。

 

日本には着物を着ることができる場所がたくさんありますが、その中でも京都の嵐山が一番の人気スポットでしょう。さまざまな柄の着物を取りそろえ、プロのメイクまでしてもらえます。川のせせらぎ、木橋、寺院、神社、巨大な竹林など、まるで古典文学の一ページに飛び込んだような風景を楽しむことができます。

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